私は、気が付けば言い訳を重ねている。
貴方に言い訳を。
記憶の中の貴方の顔。
記憶の中の貴方の声。
記憶の中の貴方の仕草。
全てを時は流してしまう。
貴方を忘れることに、
言い訳を重ねている。
他の男の腕の中で、
私は貴方を想う。
不実と裏切りに言い訳を塗りこめる。
私は、貴方を置いていった。
それを決して悔やみはしない。
けれど・・・。
私は貴方に語りかけるのを止めない。
私の命の尽きるまで。
いつか再び、
貴方に会えるその日まで。
Copyright(c) 2007 all rights reserved.