「おい、日野」
「何でしょうか・・・柚木先輩」
「お前、最近生意気だって、自分でも分かってるよな?」
ジャイアンもびっくりだ。
「さあ、何をしてもらおうか」
「・・・何を、と言われましても。
柚木先輩、私にして欲しいことなんて、
ないじゃないですか・・・」
「あるよ?」
悪魔的な笑顔は、私をうっとりとさせる。
騙されては、いけない。
「俺が命令して、お前が服従するのは、当たり前なんだ。
だから、お前が自発的に俺のために何かをしろよ」
「・・・返すことばもありません」
Copyright(c) 2007 all rights reserved.